頭痛の症例3 五苓散

 46歳 女性
8年前頃から自律神経失調症のため治療を受けていました。そのころから、頭がふわふわ、くらくらする、頭痛がして強い鎮痛剤(ロキソニン)を飲んだりしている。
去年から糖尿病になって薬を服用している。頭痛に対して川芎茶調散、通導散(婦人藥、瘀血の薬)などは無効であった。舌が胖大で下肢などにむくみをみとめたので、水滞と診断して五苓散を処方したところ、3~4日で頭痛が著明に軽快した。
 東洋医学的治療を求めてこられる人には水の代謝が滞っていることが多い。7~8割という医師もいる。