「うつ病治療における食事指導、栄養補充療法」の重要性
【食生活とうつ病の関連について】
うつ病はストレスを誘引として発症しますが、ストレスがかかると食欲が亢進し、脂肪が蓄積して体内が軽い炎症を引き起こすことが
うつ病発症を促進するメカニズムとして注目されています。またいったんうつ状態になると、運動不足や薬の副作用、食欲亢進などによって
肥満につながり、肥満がさらにうつ病を悪化させるといった悪循環が生じます。
【どのような食習慣が良いのでしょうか】
#野菜や魚、豆類、果物をバランスよく摂りましょう
#糖分や加工品の摂り過ぎは避けましょう
#乳酸菌飲料や緑茶を摂りましょう
【腸内細菌とうつ病の関連について】
腸内細菌叢が改善すつと、うつ病に対する効果も期待できます。腸内うつ病患者の30%が過敏性腸症候群を合併するというデータがあります。
過敏性腸症候群は腸内の善玉菌の減少との関連が指摘されています。
食物繊維やオリゴ糖で善玉菌を増やせば腸内環境が改善されて、うつ病の改善につながることが期待されます。