五郎丸のルーティーン(決まった動作)は養生法 2015.9.30

 ラグビーワールドカップ杯で強豪南アフリカ戦で大番狂わせで勝利した日本代表の副将ー五郎丸のキックする前のルーティンは養生法のベストスリーに入るものである。三歩下がって二歩左へ、それから八歩で蹴る。イチローが打席に入る前にも似たようなルーティーンが見られる。日常生活でもルーティーンを心がけると、ストレスと不安が軽減される。例えば、朝起きてから出かけるまでの動作の手順を毎回決めておけば、考えることが少なく、気のめぐりを妨げることが減少する。

 養生法の第一は気血水をスムースに流すことである。「流れる水は浄化される。」「よどむ水はくさる。」日常的に気血水の流れを良くしておくには、バランスの良い食事、一日8000歩とやや強度な運動、ストレスのコントロールが望ましい。第二は「麦ふみ」である。例えば、冷え性の人は、風呂上がりには冷水を浴びて、腎を鍛えることが望ましい。第三は、ルーティーンでストレスと不安を軽減することである。
 漢方療法でも冷える人に温める薬ばかり処方するよりは、冷やす薬を混合したほうが良くなることが多い。