抗うつ剤の眠気の出方

 抗うつ剤による眠気の強さを比較すると

”リフレックス(NaSSa)≧トリプタノール(三環系)>四環系(ルジオミール、テトラミド)、レスリン>三環系(トリプタノール以外、トフラニール、アナフラニール、ノリトレン、アモキサン)>SSRI>SNRI

となります。

抗うつ剤ののもはじめ、日中の眠気がでれば、「くするの復作用だろう」と考えるだろうと思います。けれど、実は反対に、抗うつ剤によって夜間の睡眠があさくなり、
その結果として日中に眠気が生じてしまうこともあるのです。
本来眠くなりにくいSNRIなどで眠気が生じたときは、その可能性もあります。そのときは、鎮静系の眠気が強い抗うつ剤を追加することで眠気が深くなり、かえって
昼間の眠気が改善されたりします。(元住吉こころみ)