抗うつ剤はなぜ太りやすいのか 2022.4

 抗うつ剤が太りやすい理由は、主に3つのさようが関係しています。

1.抗ヒスタミン作用による食欲増加:
2.抗5HT2Ⅽ作用による食欲増加
3.セロトニンによる代謝抑制作用
 反対に
・ノルアドレンの代謝亢進作用
は、やせやすい方向に働きます。これら4つの作用バランスにより、抗うつ剤の太りやすさが違ってくるのです。
⑴抗ヒスタミン作用による食欲増加
ヒスタミンは視床下部にある満腹中枢を刺激する物質です。抗うつ剤にはヒスタミンをブロックするものが多く、
満腹中枢の刺激をとめてしまうので満腹が得にくくなります。