甘草 効能 副作用

甘草の下部には、ショ糖の150倍の甘みを有するといわれているグリチルリチン酸うぃ多く含み、紀元前から薬として用いられている。
醤油や菓子の甘味料としても大量に消費されている。
「効能」
 かぜ薬、解熱鎮痛消炎薬、鎮痛鎮痙薬、鎮咳去痰薬、健胃消化薬、止瀉整腸薬とみなされる処方に配合されている。
「漢方処方のおよそ7割に甘草が配合されています」代表的なものに、葛根湯、小青竜湯、小柴胡湯、芍薬甘草湯、人参湯、六君子湯、防風通聖散などがあります。
甘草の1日量は1,0-8,0gです。甘草の1日量が2,5gを超えるものについては、低カリウム血症を発現しやすくなりますので、注意が必要です。
【甘草の副作用】
 摂り過ぎると、血圧が上がる、体がむくむ、血液中のカリウムが低くなるなどの「偽アルドステロン症」になる場合があります。
「1日限度量」
 甘草1g中にはグリチルリチンが40g含まれているといわれているが、1日の上限値はグリチルリチンとして300mg(甘草として7,5g)である。
 漢方薬に含まれている甘草の1日量はほとんど3g以下なので問題になることは少ない。
しかし、低カリウム血症のある患者には禁忌となっています。