空気の乾燥と気温の低下で皮膚のバリア機能が低下 2020・12

 ひびわれ、あかぎれ、湿疹など皮膚のトラブルがおきる季節になりました。
皮膚は外側から「表皮」「皮下組織」「真皮」の三層構造になっている。さらに「表皮の
表面は「皮脂膜」と「角質層」からなる。健康な皮膚は空気中のちりや焠細菌、紫外線や
アレルゲンなどから体を守り、体内の水分喪失を防ぐバリア機能を果たしている。バリア機能
を果たしているのは皮脂腺と角質層だ。
 風呂は40度以下を目安にする。体はゴシゴシとつよく洗わず、入浴後はタオルで体を抑える
ように水分を取る。頭皮もゴシゴシと皮脂を取りすぎないこと。顔面こそソフトに、ソフトに。
 コロナ禍でこまめな手洗いとアルコール消毒が推奨されているが、皮脂腺や角質層など
バリア機能にとってはダメージになる。マスクが義務づけられているが、通気性や吸湿性に優
れた、ガーゼやシルクなどの素材がお勧めです。(日経新聞;カラだづくり)より