金銀花 キンギンカ 漢方薬 入手困難 新型コロナのため

 キンギンカ(金銀花)は、スイカズラ科ぼスイカズラの花のつぼみを乾燥したものです。漢方的には、解表、清熱解毒の効能があり、化膿性の皮膚疾患や風邪、のどの炎症、腸炎あどの感染症に用いられます。
 日本でも「スイカズラ」は雑草のようにあちこちで見ることのできる植物です。金銀花のつぼみは生薬として使われており、主に熱を冷まして解毒する作用があるため、風邪の初期の発熱、のどの腫れや痛み、赤身のある皮膚病などに使われます。
 いま流行している新型コロナウィルスに漢方薬がどこまで有効かわかりませんが、守備範囲が広く、副作用も少ないので、安全です。中国で暮らす医師も、予防のために、3日に1回生薬を煎じて服用されているそうです。
 キンギンカが最初に入手できなくなったのは、この生薬の入った漢方薬が今回のコロナにも頻用されているのでしょう。
 日本で入手できなくなったので、しばらくは、他の生薬で代用することになります。