70歳が老化の分かれ道 80歳の壁 (1)2022.4

老いと闘うか、受け入れるか、年代によって「老い」の程度や中身はまるで違う。年代別の傾向を知って、適切な対策を立てよう。
老年医学が専門の精神科医である和田秀樹氏が、年代別に見た医学的に正しい生き方を指示している。

「50代」から「前頭葉の萎縮」が始まる 「がん」「感染症」の危機が増加する コレステロールを下げてはいけない。
「60代」老け込むかどうか「仕事」がカギ 
「70代」は「肉食」「正しい脳のつかいかた」 
「80代」はウイズ。動脈硬化」「ウイズ。がん」でより長生き 切除手術はすべきではない。

「50代」には、前頭葉の萎縮が進みます。意欲が減退したり、感情のコントロールが効かなくなります。
「幸せホルモン」と呼ばれる【セロトニン】の分泌量が減るので、うつ病や不安障害が増えます。
セロトニンをふやすには、【肉やコレステロール】を摂取するとともに、【運動がとても大切】です。
「流れる水は腐らず」 気血水の流れを絶やさないことが最も重要です。
【血圧、コレステロール値、血糖値は中年以降は高めのほうが長生きできる】、という調査結果も多いのです。

「60代」は是が非でも仕事を続ける。パート勤務でも、ボランティアでも、趣味でも、頭を働かせて、脳の機能を維持する。
 親の介護の為に退職するのは、前頭葉の萎縮を早めるので、出来るだけ避ける。

  続く

「70代」は頭を使い【肉を食べる】。認知症の有病率がうつ病の有病率を逆転する年代です。老化が加速する年代です。